puku pukuの会_ロッキンバー国立公園

PUKUの会

PUKUの会は、アフリカのケニアとザンビアの国立公園で生態調査活動を行ったJICA青年海外協力隊帰国隊員 OBが集まって始めた会です。国立公園は野生動物の保護区で、世界中からサファリツアーの観光客が訪れています。当会ではこうしたアフリカの野生生物保護に関する生きた情報の蓄積、関連職種の隊員や専門家との連携、これらの国からの研修生との交流などを行う事を目的としています。また現地の野生生物保護当局や関連団体との連携も目指しています。

Link homeホーム  Link Newsニュース  Link wildlife statusアフリカの野生動物と保護区 Link about usプクの会について   お問い合わせ  Link to linkpageLink    Link FacebookFaceBook

 

 ロッキンバー国立公園

                                バード・ウオッチャーの楽園

ロッキンバー国立公園はザンビア共和国の首都ルサカから南西におよそ120 km、カフエ川の南岸に位置する面積428 平方キロの国立公園です。公園の北側は広大な湿地になっており、半水棲のアンテロープ、カフエ・リーチュエKafue Lechweの生息地として知られるほか、水鳥が数多く生息する テキスト ボックス:  ことからバード・ウオッチャーの楽園とも呼ばれています。

ロッキンバー国立公園の南部はマメ科の樹木やシクンシ科Combretum属の優占する疎林になっており、クドゥやインパラ、バッファローなどの草食動物やヒヒの仲間が見られます。公園の中部は氾濫原(雨期になると水につかる草地)が分布し、カフエ・リーチュエやシマウマ、ヌーなどのアンテロープ類やジャッカル、ハイエナなどの中型肉食獣、そしてホオカザリヅルやカンムリヅルなどの鳥類が見られます。

さらに北には、ロッキンバー国立公園最大のみどころである湖Chunga Lagoonがあり、カモ類、ペリカン、サギやコウノトリの仲間など豊富な水鳥とカバの群れ、そしてカフエ・リーチュエが見られます。見渡すかぎり広がる湿原に1,000頭を超えるカフエ・リーチュエが水しぶきを上げながら走りまわる光景は圧巻で、アフリカの国立公園ならではの壮大なスケールを感じることでしょう。

野生動物以外にも2か所に湧き出る温泉や、叩くと太鼓のように音が響く岩「ドラムロック」、人が幹の中に入ることができるほど大きなバオバブの木など見どころも少なくありません。(↓バオバブの木)

ロッキンバー国立公園を訪れるならば、アクセスがしやすく動物が観察しやすい乾季の初め(4月下旬~7月)がおすすめです。この時期にはカフエ・リーチュエのオス同士がメスをめぐって角をぶつけ合い争うのですが、そのときの衝撃は「ゴツッ」と音が聞こえるほど。迫力ある行動は必見です。なお、乾季が終わりに近づくにつれ(1012月)動物がカフエ川本流周辺など、車で訪れるのに難しいエリアに移動してしまいます。

(カフエ・リーチュエ)

ロッキンバー国立公園は車でのアクセスが一般的です。ザンビア共和国の首都ルサカからリビングストン方面へ3時間ほど南下したモンゼMonzeから、未舗装の道を1.5時間ほど走ると公園のゲートに着きます。要所要所に看板はありますが、わかりづらいところもあるので地図やGPSがあると確実です。路面状態が悪い場所もあることから、公園へのアクセスは4輪駆動車の利用がおすすめです。雨季~乾期の初め(124月)は道がぬかるむので、運転には特に注意が必要です。またサファリ・ロッジ等の宿泊施設や売店がないので、宿泊する場合はキャンプ道具や食品を持っていく必要がありますので、ご注意ください。

 

ザンビア観光局 South Luangwa National Park

密猟との戦い