puku pukuの会

PUKUの会

PUKUの会は、アフリカのケニアとザンビアの国立公園で生態調査活動を行ったJICA青年海外協力隊帰国隊員 OBが集まって始めた会です。国立公園は野生動物の保護区で、世界中からサファリツアーの観光客が訪れています。当会ではこうしたアフリカの野生生物保護に関する生きた情報の蓄積、関連職種の隊員や専門家との連携、これらの国からの研修生との交流などを行う事を目的としています。また現地の野生生物保護当局や関連団体との連携も目指しています。

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サウスルァンガ国立公園

                     野生動物を雄大な自然と共に体感でき るリアルアフリカ

                   

サバンナに茂る植物の乾燥した乾季の終盤になるとルァンガ川沿いには多種多様な野生動物たちが集まってきます。サファリ好きにとってはまさに野生の楽園です。このルァンガ川は、アフリカ大陸で、もっとも人手がはいっていない河川生態系といわれ、9,059平方キロメートルの面積を持つ国立公園の、生き物たちの源泉となっています。

ルァンガ川のほとりから。手前にカバ、奥の岸辺にはゾウの家族が観察できました。

ライオン、ヒョウ、ハイエナ、ゾウ、バッファロー、カバ、キリン、シマウマ、イボイノシシ、インパラ、ヌーなどお馴染みの野生動物たちを見ることができます。またクドゥ、エランド、ブッシュバック、ヒヒ、ベルベットモンキー、ヤマアラシなどにも出会えることでしょう。さらに東アフリカ地域に生息し、サウスルァンガ国立公園に特徴的な羚羊類プクを忘れてはいけません。

ザンビアの東に位置するサウスルァンガ国立公園の面積は青森県ほど。イネ科の草本に低木疎林が混じるサバナの植生がサファリの舞台になります。この国立公園はグレートリフトバレーの南端に位置しますが、低地であるためでしょうか9月から10月の乾季には猛暑となり、30度半ばから40度近い高温の日が連日続きます。しかしこの時期がサファリにもっとも適しているともいえるでしょう。

乾燥により多くの植物は枯れ、餌を求めて草食獣が川沿いに集まります。このため動物たちが高密度となっていることと、多くの植物が葉を落としているか、あるいは枯れていることで、公園内の視界は開け、動物をより見つけやすくなるのです。

サファリカーからレオパルドが。普段は木のうえで生活しているレオパルドをこの距離で観察できるチャンスもこの国立公園にはありました。

サファリツアーは、早朝か、あるいは夜間におこなわれます。ピックアップ四輪駆動車後部の椅子に座り、公園の空気を直に感じながら間近に動物を観察することができます。運がよければ、車両からわずか数メートルの距離でライオンを含めた大型獣を観察することもできます。こうしたサファリカーよるツアーとともに、徒歩で公園内を散策するウォーキングサファリもこの国立公園では実施されています。

サウスルァンガ国立公園はザンビア共和国の首都ルサカから小型旅客飛行機で一時間ほど。国立公園の最寄のムフエ空港に着陸すれば、予約したロッジのサファリガイドが車で来園者を出迎えます。その車両に乗り込むと三十分ほどで国立公園に到着。サファリガイドの多くは、たいへん勉強熱心で野生生物や国立公園に関しての広くて深い知識をもちあわせています。

二時間ほどのサファリの際、あるいはサファリの後のランチやディナーを一緒に摂る際に、そうした話を彼らサファリガイドから聞くことも楽しみの一つです。

ザンビア観光局 South Luangwa National Park

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